2013年5月31日金曜日

ホウレンソウ禁止で1日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる

表題は、未来工業(株)創業者の山田昭男相談役による著書です。

http://www.amazon.co.jp/dp/B009T0B1S2/



ホウレンソウ禁止、たかだか1日7時間強の時間で
どうやって仕事を回しているのかが気になったので
興味で読んでみました。


一番印象的だったのは、差別化の考え方。
私は技術職なので、どうしても技術の差別化を考えてしまうのだが、
他社とほとんど似ている製品であっても、1つでも違うところがあれば、
そこは立派な差別化要素だというのが、山田さんの言い分。
差別化要素が発掘できないのは、考え抜いていないからとのことでした。

そう言われて、私にとっての「差別化」という言葉のハードルは
かなり下がったような気分になりました。
いろいろ差別化を諦めてしまった案件があるので、
頭の体操がてら、やってみようかな、と。

差別化を考える際、その差があると得られるメリットって何だろう。
そこをいくつも発掘してみよう。



あと、日本の会社の97%の会社は儲かっていない、という点はびっくり。
利益を出せていない会社が多いのは良くわかっていたつもりだったが、
それでも儲けている会社は、2割くらいあるんじゃないかと感覚的に思っていた。
そうなれば、他社の方々が考えていることとは真逆のことを探し出した方が
儲かるんだというセリフには説得力がある。

今は米国のG社やA社、韓国のS社などが勢力を拡大しまくっていて
日本の電気業界にとってはかなり手ごわい相手になっていますが、
逆に考えると、一部の企業がマジョリティを作り出しているのであれば
逆のネタを思いつくこと自体は、実は簡単だったりするのかな・・・??



・・・いや、やっぱり難しいよ(´・ω・`)



あとは、目先のコスト削減は、あまり得策じゃない、という考え。
こちらはとても共感できた。

例えば、月給30万円の正社員と、月給15万円の派遣社員。
雇うなら、どちらか。

山田さんは前者の方が得だと言う。

その理由は、契約社員は正社員よりも首を切られやすいし給料も安いので、
真剣に会社のために考えてくれないのではないか、とのことだった。

それもあると思いますが、契約社員は基本は会社にずっとつかないので、
せっかく蓄積してくれたノウハウが他の会社に行ってしまうのが勿体ないという
考えを私は持ちました。



ほかに面白かったところは、

・何が何でも製品の価格を下げない努力をする。
・人事部はいらない。
・人の管理なんてしない方が業務効率は良くなる。
・成果主義よりも年功序列の方が良い。
・上司に許可をとらずに、やったもん勝ちの社風。

など。
ここ10年くらい否定され続けている日本企業の性質を
精一杯肯定しているところが面白いです。


中でも、「やったもん勝ち」という社風って
とても重要じゃないかな、って思います。
とにかくやってみれば、それだけノウハウ貯まりますもんね。
そんなチャンスをみすみす逃すなんて、勿体ない。



表題はホウレンソウ禁止って書いてあって、それも興味をそそるんですが、
それ以上に、経営に対する考え方が、一般に良しとされているものと
少し違っていて、面白いし勉強になります。

Kindleストアで購入できますし、お薦めの1冊です。

0 件のコメント:

コメントを投稿